合成樹脂
今から約120年前、人工的合成樹脂であるフェノール樹脂の工業化が初めて成功しました。
約80年前には、汎用プラスチックのメタクリル樹脂やポリスチレン、塩化ビニール樹脂が日本での量産化が始まり、約50年前には、汎用エンジニアリングプラスチックのポリアセタールコポリマーの生産が日本へ導入されました。
このような新しい樹脂が次々と登場したことで、人々はその恩恵を受けながら豊かな生活を送ることができるようになりました。
これからも様々な機能を持つ樹脂が開発されると同時に、それを活用する企業側としては環境汚染や公害病を引き起こした問題を決して忘れることなく、企業活動を行わなければなりません。
コナテックでは、そのような企業での社会的課題も考慮しながら、多種多様なマーケットニーズに合わせて、スケールメリットを生かした樹脂商品や高付加価値の樹脂商品をお届けいたします。
FEP
フッ化エチレンプロピレンの合成樹脂。
耐熱性と電気特性に優れ、ワイヤーの被覆材料などに利用されます。
分 類 | 主な素材 |
---|---|
汎用樹脂 | アクリロトリル/ブタンジエン/スチレン樹脂(ABS) 塩化ビニル(PVC) メタクリル樹脂(PMMA) |
汎用エンジニアリング樹脂 | ポリアセタール(POM) ポリアミド(PA) |
スーパーエンジニアリング樹脂 | ポリフェニレンスルフィド(PPS) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK) 液晶ポリマー(LCP) |
フッ素樹脂 | ポリテトラフルオロエチレン(PTFE) エチレン-テトラフルオロエチレン(ETFE) パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(FEP) パーフルオロアルコキシアルカン(PFA) ポリフッ化ビニリデン(PVDF) |
生分解性プラスチック | ポリブチレンアジペート/テレフタレート(PBAT) |
熱可塑性エラストマー | 熱可塑性ポリウレタン(TPU) |
食品添加物
コナテックでは、中国のアルギン酸大手メーカーと提携して、サプリメントなどに使用されるフコイダン粉末を取り扱っております。原料であるコンブやメカブの調達から、抽出製造工程まで、すべてがGMP基準に即した管理体制のもとで、作られております。
フコイダンとは、モズク、コンブ、メカブ、ワカメといった褐藻類に含まれる特有のぬめり成分で、硫酸化フコースをメインとする高分子多糖類です。1913年にスウェーデンのウプサラ大学のH・Z・キリン教授によって発見されました。水溶性食物繊維の一種で、糖尿病やがん等の様々な疾患に効果的であることが証明されてきました。近年、“フコイダン”に関しての研究成果が注目され、“抗がん作用”、“抗ウィルス・抗菌作用”、“コレステロール低下作用”、“血圧・血糖値上昇抑制作用”など様々な機能が解明されてきました。
その他、食品、医薬品、化粧品などの分野で幅広く使用されるアルギン酸やマンニトールも同じ褐藻類由来で、提携メーカーの工場で製造されます。
今日では、このような食品添加物は、健康で豊かな暮らしにとって欠かせないものとなっております。
コナテックでは、日々、安全、安心に届けるように取り組んでおります。
フコイダン
コンブやモズクなどの褐藻類に含まれる多糖類です。抗酸化作用や免疫調節作用などの生理機能が期待されており、機能性食品素材として注目されています。これらの褐藻から熱水抽出した抽出物は、フコイダンを高濃度で含有しているため、サプリメントなどの原料として利用されています。
アルギン酸ナトリウム
コンブ等の褐藻類から抽出されるアルギン酸の水溶性ナトリウム塩です。水に溶けやすく、高い増粘・ゲル化能を持つため、食品の安定剤や食品加工などに幅広く利用されています。環境に優しく安全性が高いことから、医療分野への応用も期待されています。
マンニトール
コンブ、ワカメなどの褐藻類に含まれる糖質です。人工甘味料や浸透圧利尿薬として使用され、血糖値の上昇を引き起こしにくいので、糖尿病患者に適しています。また、医療用の輸液にも用いられています。
機器装置について